更年期を過ぎて始めたからからわかったことです。
シニアの筋肉は複雑なアンバランス状態です。
フレイルとは「こわれやすく健康寿命を失いかけている」という意味です。
体に不具合を感じはじめたら、迷わず筋肉を育てて整えたほうが良いですね。
65歳 ➡ 6.1%
75歳 ➡ 11.4%
85歳 ➡ 40.1%
驚きは、90歳でフレイルなしが36.3%です。
東京都健康長寿医療センター研究所 引用
筋肉は「弱るもの」から「育てるもの」に思考をかえましょう。
動きやすい体は気持ちを前向きにして、思う方向へ進む原動力になります。
筋肉は何歳からでも育てることができることが、医学的にも脳科学的にも立証されています。
主催者が、介護の過酷さを体験したからこそ強く感じた課題です。
数十年にわたる姿勢のくずれが、使う筋肉と使わない筋肉に分かれて、関節の表裏の筋肉にアンバランスが生まれます。
どんな運動でも、ここを調整しないでそのままおこなうことから体に緊張が入ります。
この緊張が状態が続くとぎっくり腰や膝痛・首肩こり等様々な症状が起こり始めます。
ヨガの場合は、体の基本の動きを1レッスンの中に必ず全部入れるので、シニアは時間がかかりますが、継続してゆくと体は整ってきます。
スタジオでの対面レッスンの良いところは、参加者の体の使い方から筋肉の衰えている部分を感じとることができます。
指導する側がその場でアドバイスができたり、終了後やスタート前にお伝えしたりすることができます。
椅子ヨガ
ひざ等に疾患をもっていて、座ったり立ったりが難しい方には椅子はよいツールです。
体を支えられるのでフォームがやりやすいです。
シニアヨガ
対面と違って画面を通してのレッスンは、体の動き方・筋肉の状態がわかりにくいです。
そこを考慮しながら、指導するときは、きめ細かな言葉での誘導を心がけています。
(50代主婦の方)
腰が下に引っ張られる違和感に悩んでおられた。
お尻を支える筋肉がおとろえていて、重力に逆らえず下に引っ張られる状態が続くいました。
この筋肉の育て方をお伝えしたところ、3カ月で違和感が改善しました。
(50代主婦の方)
「今日はぎっくり腰なの!」
と言われてレッスンに参加された。
レッスン終了後残っていただき、おへその下に巻いたタオルをおいてうつ伏せになっていただく。
痛い場所をお聞きし、緊張して硬くなっているとこに私の指を置き、そこを意識して軽い呼吸を5分程していただいたところ、緊張した部分が柔らかくなりました。
その瞬間に痛みがとれたのです。
「たったこれだけでいいの?」拍子抜けした感想でした。